Fラン理系大学生が4ヶ月でTOEIC745点を取得した方法
こんにちは!cryptoboxです。
この度TOEICで745点を取得することができたので、その方法論を書いていきたいと思います。
この記事の要約
- 習慣化が大事!
- 600点まではいくつかのパートに注力する
- 700点まではひたすら通読、オーバーラッピング、シャドーイング
僕のTOEICスコア遍歴
- 大学1年5月:445点
- 大学2年2月:本格的に勉強開始(3ヶ月)
- 大学3年4月:665点
- 大学4年6月:勉強再開(1ヶ月)
- 大学4年7月:745点
といった具合で合計4ヶ月、200時間ほどの勉強で達成しました。
僕がTOEICの勉強を本格的に始めたのは大学3年の春休みからなんですが、その時に参考にしたのが以下のサイトです。
enjoylifeinenglish.blog112.fc2.com
enjoylifeinenglish.blog112.fc2.com
ツウクンさんという方が書いてるんですが、隅から隅まで丁寧に方法論を書いてくださっているので滅茶苦茶おすすめです!この記事に書いてあることを忠実にこなしていけば確実に700点以上取ることができます。
じゃあ、この記事いらんやんけ!
ってなっちゃいますよね( ´∀` )。ですが、ちょっと待ってください!
ツウクンさんの記事は確かに良質なのですが最初にとんでもないことが書いてあります。
毎日2時間以上勉強する
はい、無理!
無理です。仮にも僕はFラン大学生です。受験勉強から逃げた、超がつくほどの努力嫌いなのです。
ですが、英語の勉強において続けることはかなり重要です。避けることはできません。
したがって、この記事では僕のような続けることが苦手な人間が如何にしてTOEIC745点を取得したのかを中心に書いていきたいと思います。
筆者のプロフィール
高校時代は帰宅部で何も熱中することがなく、日々DVDを借りて映画を見る毎日でした。勉強は大嫌いだったので授業中はだいたいスマホいじってました。(典型的ダメ高校生)
習慣化する
続けることが苦手な人は勉強を習慣化することから始めましょう。
習慣化の重要性
リクルートが以下のような研究調査を行っています。
https://www.recruit-ms.co.jp/research/journal/pdf/j201108/m24_research.pdf
この調査では英語学習においてカギを握るのは「継続」であると結論づけられています。語学力は筋トレのようなものでやればやるほど上達するし、サボればサボるほど衰えていくのです。
しかし、何かを続けるのって滅茶苦茶難易度が高いですよね。僕も日記とかジョギングとか始めてもすぐ飽きてやめちゃったりしてました。ですが、人間の脳は新しい変化に抵抗し、いつも通りを維持しようとする傾向を持っています。ですから何かを続けることができないのは、努力嫌いや飽きっぽいという性格のせいではなく、脳の特性上当たり前の事なんです。
しかしこれは逆に言えば、英語の勉強を習慣化できていれば脳はその習慣を維持しようとしてくれるということになります。
一つ例を出します。皆さん毎日歯磨きってしますよね?そして、歯を磨く前に「めんどくせぇー」とか「うわぁ、やりたくねー」とか思ったりしますか?
多分、しないんじゃないかと思います!(しないよね?)それは、幼少期から歯を磨くことが習慣化されているからなんです。この状態になれば歯を磨かないと逆に気持ち悪いと感じるのです。
これが習慣化の力です。英語の勉強も歯磨きと同じように、やらないと気持ち悪いくらいになれば苦痛では無くなります。
習慣化の重要性についてわかってもらえたでしょうか?次に習慣化の具体的な手法について説明します。
習慣化の具体的な手法
物事を習慣化するためには習慣化したい事柄を毎日行う必要があります。この毎日行うを可能にするのが「ベビーステップ」と「小さな記録」です。これから説明することは以下の本の内容の受け売りです。
ベビーステップ
ベビーステップとは、赤ちゃんのようにゆっくり進むということです。これが習慣化を成功させる秘訣の一つです。
何か新しいことを始めようとする時はモチベーションも高まっており、「毎日10ページ参考書を進める」といった高いハードルを設定してしまいがちです。
人は未来の自分が行うことに関しては驚くほど無責任ですから、無意識にハードルを高くしてしまうのです。
しかし、習慣化実践の最初の1週間は暴風雨の中を歩き続けるようなものです。ハードルが高すぎると挫折してしまいます。
ですから勉強を始めた最初の1週間はベビーステップを心がけてください。具体的には1日5分間だけ勉強する、参考書を1ページだけ進めるといった具合です。
実践してみると十中八九物足りなさを感じます。しかし、もう1ページ追加するなどしてハードルを上げることは絶対にやめてください。ここは徹底しましょう。
そして、勉強を始めてから第2週目(7日後)に本来想定していたハードルにしましょう。具体的には毎日2時間勉強する、参考書を1単元進めるなどです。
また、モチベーションが保てずどうしても勉強したくない日や急な予定が入って勉強する時間が確保できなかった日もベビーステップを活用してください。
そうすることで毎日行うという目標が達成でき、習慣化成功につながります。
小さな記録
勉強を終えたらカレンダーに軽く記録をしておきましょう。僕のオススメはカレンダーの勉強を終えた日付に〇を付け、その中に勉強した時間を分単位で書き込むという方法です。
これを行うことで勉強のモチベーションを保つことができます。カレンダーに〇がたまっていくと気持ちが良いです。逆に〇がついてない日付があると気持ち悪く感じるんですよね。
頑張って勉強した昨日の自分を裏切れないという感情がモチベーションを維持してくれます。また、勉強を終えカレンダーに〇を付けるときに達成感が得られます。
注意点は軽く記録するということです。日記のようにだらだら感想を書いたりしてしまうと、記録を付けること自体が面倒になりやめてしまいます。そうなっては本末転倒です。
この「ベビーステップ」と「小さな記録」の2つが習慣化成功のキーです。ぜひ実践してみてください。
Studyplusを活用する
先ほど小さな記録を紹介しましたが、筆者はそれに加えstudyplusを活用していました。以下にリンクを張っておきます。
Studyplus - 勉強管理SNS スタディプラスを App Store で
Studyplus 勉強を習慣化 無料アプリ スタディプラス - Google Play の Android アプリ
これは勉強のスタイルをサポートするアプリです。日々の学習内容、学習時間等を軽く記録することができ、グラフで見える化してくれます。視覚的に自分がどの程度勉強したか把握できるので便利です。
ただ必須というわけではないので無理に登録することは無いです。
600点取得まで
ここからはTOEICの取得点数別に僕がしてきた勉強方法を紹介していきます。
600点取得までの勉強のコツは、part1,part2,part5,part6に注力することだと考えます。これらのパートはTOEICの問題の中でも比較的簡単な部類で、かつ点数が伸びやすい分野です。
勉強をして実際に点数が伸びるという実感がモチベーションを作るため、これらのパートに注力するのは合理的です。
また、これらのパートの勉強をすることで英語の基礎力を付けることができ、後のpart3,part4,part7の勉強の効率を上げることができます。
公式問題集を1回解いてみる
孫子曰く、彼を知り己を知れば百戦殆からず(かれをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず)。敵についても味方についても情勢をしっかり把握していれば、幾度戦っても敗れることはないという意味です。
ぜんぜん解けなくてもいいので時間を計って1回公式問題集を解き、敵を知り自分の現状を把握しておきましょう。そうすることで今後の計画を立てる際の指標を作ることができます。
- 作者: Educational Testing Service
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公式問題集は他にもいろいろありますが、とりあえず上記のものを一冊買っておけば十分です。TOEICテストは2016年6月から新形式に移行したので、旧形式の問題集を間違えて買わないよう注意してください。
TOEICの解き方を学ぶ
TOEICテストは出題される問題の形式や傾向が決まっているので、ある程度対策ができます。
また、先読み等のテクニックを用いることでスムーズに問題を解くことができます。これを知っていると知らないとでは100点以上の差がでるので、解き方を学んでおきましょう。
僕は以下の参考書を使いました。
この参考書はテクニックだけでなく初心者によくある悩みの解決法を明示してくれたり、精神的な部分もフォローしてくれます。また解説が多く盛り込まれており、わかりやすさに重点を置いている点が素晴らしいです。
また、参考書に登場する英文の音声が入ったCDも付いています。これに限らずTOEICの参考書を購入する際には、必ずCD付きのものを買いましょう。
英語学習において音は非常に重要です。復習の際にオーバーラッピングやシャドーイングができるようなモノを買ってください。
オーバーラッピング、シャドーイングについては後述します。
リスニング対策
600点を取るまではpart1とpart2だけの対策で十分です。TOEICのpart1とpart2はpart3,part4と比較すると解きやすく、点数の伸び率も高いため効率が良いです。
というか、ぶっちゃけ初心者のうちはpart3とpart4はフリーザ並みに手強いので対策しても効率が悪いです。part1とpart2に注力して基礎力を養成しましょう。
さて、具体的な勉強方法ですが公式問題集を用いてpart1,part2の英文をディクテーションした後にオーバーラッピングを20周しましょう。
ディクテーション、オーバーラッピングについてはこちら↓の記事が非常に参考になるので参照してください。
enjoylifeinenglish.blog112.fc2.com
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初めのうちは苦しいかもしれませんが、だんだんスラスラと英語を発音できるようになってきて楽しいですよ!
オーバーラッピングは初めのうちは等倍速だとキツいので0.8倍速くらいでやると良いです。僕は以下のアプリを用いて音声の倍速を変化させて勉強していました。
リーディング対策
TOEICでリーディングが300点未満なら文法や構文等の基礎ができていないということです。したがって僕はリーディングで300点を超えるまでは、中学英文法から復習しました。具体的には以下の参考書を2周しました。
この参考書を終えた後、以下の参考書に移行しました。
[新形式問題対応]TOEIC(R) L&R テスト 究極のゼミ Part 5 & 6 TOEIC究極シリーズ
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ヒロ前田先生の究極のゼミシリーズは解説が丁寧で、TOEICに出題される問題のパターンを全て網羅できるのでおススメです。僕はこの参考書を3周ほど終えたあたりで、part5,part6において8割以上の正答率をコンスタントに取れるようになりました。
600点をとるまで僕はpart7の対策は全くしていません。基礎力がないうちに対策をしても効率が悪いと考えたためです。
実際僕は600点を超えてからpart7の対策をしましたが、基礎ができていたので割とすぐに点数が伸びました。
700点取得まで
TOEICで600点を超えたらいよいよ中級者と言えるでしょう。ここまで来たら基礎力は申し分ないと思うので、いよいよpart3,part4,part7の対策に移っていきます。
リスニング対策
700点取得までのリスニングは速聴とオーバーラッピング、シャドーイングで達成できます。
僕はまず、公式問題集のpart3,part4の文章を精読したうえでオーバーラッピング10回、シャドーイング10回を目安に音読しまくりました。part3,part4に関しては英文が長くて面倒だったのでディクテーションはしていません。
精読についてはこちらの記事を参考にしました。
enjoylifeinenglish.blog112.fc2.com
その後オーバーラッピング、シャドーイングをしまくったpart1,part2,part3,part4の音声を1.5倍速にして通学電車の中で毎日聞くようにしていました。
こうしておくことで、TOEICテスト本番で聞く音声がゆっくりに感じ解きやすくなります。また普段から耳を英語に慣らしておくことでリスニング力が上昇します。
僕が700点を超えるまでにやったリスニング対策はこれだけです。
リーディング対策
700点取得までのリーディング対策について記述します。
part5,6は以下の文法特急を毎日、2日で1周するくらいのペースでやりこみました。
究極のゼミでpart5,6の基礎作りをし、文法特急で多解きをするといった戦略です。僕はこの本をやりこむことでpart5,6に関しては9割以上取れるようになってきました。
次にpart7の対策ですが、これも究極のゼミを買って2周しました。
究極のゼミ信者なもんでこのシリーズばっかり紹介しててすみません(;´Д`)。しかしこのシリーズは、TOEICに出題される問題をタイプ別に分類して解き方の解説をしてくれるので本番でも焦らず問題が解けるようになります。また、なんといっても解説に重きを置いた構成が気に入っています。
この参考書を終えてから、公式問題集part7の英文を精読したうえで20回、2テスト分の音読をすることで700点を突破しました。
おわりに
いかがだったでしょうか。ここまで読んでくれた人はお疲れ様です。長くなって申し訳ありませんでした。
しかし、こんな僕でも上記のような方法で取り組んだら700点を突破することができました。途中で辛くなって勉強をやめようと思ったことは何度かありますが、ベビーステップ等を用い、自らをコントロールすることでなんとかここまで来れました。
目標は800点突破なのでまだまだ勉強を続けていくつもりです。
僕と同じような境遇の方も、そうでない人も、目指す目標は似通っていると思います。一緒に頑張りましょう!