愛と自由と段ボール箱

cryptoboxの微妙にうまくいかない日々

君たちはレアピルクルを知っているか

みんな大好きピルクル

 

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かくいう私もピルクル大好きマンである。毎日キメてるし、なんなら一日の推奨摂取量が65mlなのにも関わらず全部一気に飲んでやっちゃうくらいの中毒者だ。

 

そんな誰もが愛し、沼るピルクルだが、実はレアモノが存在することを御存知だろうか。

 

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ピルクルゴールド!!まさかのエナジードリンク化!乳酸菌飲料エナジードリンクを混ぜるという狂気の発想は血液にピルクル流れてる日清ヨークの製品開発部にしかなしえない。口に入れた瞬間に薫るピルクル、しかしその後にやって来る強烈なドデカミンっぽさは病みつきになること間違いなし。

 

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ピルクルのむヨーグルト!!ただでさえお腹に優しい乳酸菌飲料なのに、そこにさらにお腹に優しい王様のヨーグルトまで入れちゃったやつ。一口飲めば悪玉菌は死滅し、善玉菌が天下をとる。朝のお食事のお供にどうぞ。

 

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ピルクルピーチ!!ついに桃入れちゃったよ。余談だけど飲料メーカーって期間限定品にとりあえず桃入れる傾向あるよな。テキトーに桃入れとけば喜ぶと思ってんだろ。まあ喜ぶんだけど。くやしい!!!!味の説明は言うまでもないが、美味。

 

以上ピルクル博士の私が見つけたレアピルクル達である。まだピルクル学会に発表されていないピルクルを知っている方がいたら、ぜひ教えてほしい。

【綾辻行人】Another:感想

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おもろかった。

 

文章は平易で少し頭のいい中学生が記述していると錯覚するように、うまく一人称として表現されている。いわゆるページをめくる手が止まらない作品。

 

ライトノベル調であり、キャラクターもアニメによく出てくるような想像しやすいキャラが多かった。また、綾辻行人作品に共通するどんでん返しもあり、大変満足。至高のエンターテイメント。

 

そこまで複雑な物語でなく、むしろわかりやすい部類に入ると思うが、エンターテイメントとしてはこのうえなく素晴らしいものだともう。

 

ジャンルはホラーらしいが、恐怖心を駆り立てられる描写はあまりなく、グロテスクな描写が少しあるくらい。どちらかというと謎解きの側面が強く、最終的には誰が死者なのかが物語のラストクエッションになる。小さな謎も所々に散りばめられていた。例えば、あの言動は違和感があるが、そのキャラは詳しく話そうとしない、なぜだろう?どんな理由だろうと読者を引き込む。こういった、各所の小さな謎がページをめくる手が止まらない、あの感覚を実現しているんだと思う。

【湊かなえ】白ゆき姫殺人事件:感想

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めっちゃおもろかった。

俺は湊かなえを食わず嫌いしていたが、完全に間違いだった。

 

しかし、食わず嫌いをしていた理由がある。湊かなえを初めて拝見したのはテレビだった。その時SMAP香取慎吾の印象を一言で表す、みたいな企画をやっていて、「香取慎吾は闇がどうのこうの~」と、いい年したおばはんが厨二病みたいに熱弁していたからなんかこいつ苦手だわーと感じてしまったのだ。

 

でも、最近気づいたことがある。俺が食わず嫌いしてた作者の作品ってだいたいおもろい。小説にかぎらず、音楽や映画とかも。これからは食わず嫌いしてることを自覚したら見てみよう。

 

話は白雪姫殺人事件に戻るが、これは衝撃的な作品だ。小説といっていいのだろうか?情景描写が全くなく、登場人物の独白とツイッターのつぶやき、新聞や雑誌の記事がまとめられているだけだ。なのに、面白い。ストーリーとして成立している。どんでん返しだってあった。こんな作品に衝撃を受けない人がいるだろうか?

 

また、この物語の主人公である容疑者について、根掘り葉掘り掘り下げられていくが、事件の真実に彼女はほぼ関係なかったのだ。にも関わらず彼女はスポットライトをあてられ、彼女を知る他人から様々な証言が飛び出す。しかもその証言は人によってまちまちで、彼女の人物像が二転三転していき、彼女が何者なのかわからなくなっていく。事実、彼女本人ですら自分が何者かわからなくなったようだった。人の目に映る他人は本当にその人自身なのか。

 

人はフィルタごしに物事をみる。人の本質とは果たしてどこにあるのだろうか、と考えさせられる作品だった。

10年ぶりにアルバムを買いました

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10年前、BUMP OF CHICKENのアルバムを買って以来のアルバム……。
キャッチーさがたまんないんだよね。

「ネクライトーキー」というバンドです。疲れてるときに聞くのがおすすめ、IQ下げて聞ける感じが良い。


ネクライトーキー MV「オシャレ大作戦」


ついでにブログの更新は4ヶ月ぶりでした。

映画「未来のミライ」の評判が悪い理由

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 ※この記事はネタバレなしで書いています

 

先日細田守監督の映画『未来のミライ』を見に行ったんですけど、正直期待ハズレだったというのが僕の感想。

 

中学生の頃、監督の『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』を見たときから彼の大ファンで、『時をかける少女』『サマーウォーズ』『バケモノの子』など全部好きな作品で僕の青春です。

 

一昨年、新海誠監督の『君の名は』が大ヒットしたときも

サマーウォーズの方がもっとおもしろいのに!!」

となぜか勝手に悔しく思っていました(笑)。

 

だからこそ『未来のミライ』に期待していたんですが・・・。

 

映画感想共有サイトでみんなの評価を見てもパッとしないですね。

filmarks.com

movies.yahoo.co.jp

 

なぜ『未来のミライ』の評判がわるいのか?

 

結論から言うと未来のミライには「ストーリーがないから」だと思います。

 

ここで「ストーリー」とは出来事の「因果関係」と出来事による「キャラクターの心理変化」と定義します。これをわかりやすく図で表したものに『シンデレラ曲線』というものがあります。

 

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上の軸が物語で起こる「出来事」、下の軸がその出来事に対する「キャラクターの心理変化」を表しています。また「出来事」はデジタル的に起こり「心理変化」はアナログに変化していきます。

 

シンデレラ曲線はその名の通り誰もが知っている童話『シンデレラ』のストーリーを可視化したもので、出来事に対するキャラクターの心の動きがはっきりしています。さらにクライマックス(ガラスの靴がぴったり合う)の前に、テンションが今までに無いくらい落ちることで後の幸福(ハッピーエンド)を強調しています。

 

この「心理変化」に我々が感情移入をすることで、主人公と同じ心の動きを追体験でき、おもしろい物語になるのです。

 

また、ここで大事なのが『シンデレラ』は起こる出来事に因果関係があるということです。

 

継母や姉にイジメられている→それをみかねた魔法使いが魔法をかけるが、魔法は12時に解けると忠告する→その通りに舞踏会で魔法が解ける.このときガラスの靴を落とすその靴を持った王子様がシンデレラを探しにきてくれる

 

といったように出来事と出来事がパズルのピースのように繋がっているんですね。こうすることにより、物語に違和感が無くなります。また出来事同士の結びつきが強ければ強いほどより説得力の高い物語が生まれます。この手法を巧みに使うものが伏線とよばれ、ミステリーなどでは読者を驚かせたり、感動させる際のテクニックとして広く用いられています。

 

さて、話を『未来のミライ』に戻しましょう。

未来のミライのシンデレラ曲線がどういうものだったか作ってみました。

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ネタバレ防止のために出来事は隠しています。

 

このように主人公の心理変化がほとんどなかったんです。しかも出来事の因果関係もほとんどなく、あったとしてもとても弱い結びつきでした。これでは感動のしようがなく、拍子抜けしてしまうのも無理ないと思います。

 

ただ『未来のミライ』は良いところが一つも無いのか?と問われればそんなことは全くなく、むしろ素晴らしい要素はあちこちに散りばめられていました。

 

例えば、声優。細田守監督作品はSF要素が強いのですが、声優に俳優や女優さんを起用することで物語にリアリティを持たせることに成功しています。プロの声優さんがいいと言う人も多いと思いますが、自分としてはこちらの方が好きです。

 

演出も素晴らしかったですね。現実から虚構へ主人公が入っていくシーンがあるのですが、すっと自然に移るんです。またなんてことない日常のちょっとした出来事をコミカルに描いていて、「あー、子供の時ってこうだったなぁ」と感傷に浸ることができました。さらに『時をかける少女』の時間を移動するシーンや、『ぼくらのウォーゲーム』のデジタル世界に入るシーンのような細田作品独特の演出が今回もあり、ファンにとっては胸熱でした。

 

そしてなんといっても『未来のミライ』の一番よかった点は「テーマ」ですね。

 

恐らく「家族の歴史の上にある自分」がテーマだったんじゃないかと思います。要所要所にそれを意識させるようなシーンがありました。とても良いテーマでそれがわかったときは感動してウルっときました。けど、だからこそしっかりとストーリーに乗せて伝えてほしかったなぁ。

 

長々と書いてきましたが僕の総評としては「テーマは良いがそれを伝えるストーリが粗末な作品」ということになります。

見る価値があるかと問われれば、微妙なところではっきり言えません。気になっているなら見てみるべきですが、心揺さぶられるような物語を期待しているならやめておいた方が良いでしょう。

プログラミング初心者がPythonでモンティ・ホール問題を検証してみた

こんにちは!cryptobox(くりぷとぼっくす)です。

今回はある有名な心理トリックであるモンティ・ホール問題をプログラミングで検証してみました。

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寂しい。

こんにちは!cryptobox(くりぷとぼっくす)です。最近暖かくなってきたのと同時に、風も強くなってきていよいよ本格的に春が始まったんだなぁと思う今日この頃。

 

4月と言えば新生活が始まる人も多いのではないでしょうか。

 

かく言う自分も大学を卒業し、今年度からは大学院生です。

 

で、今日入学式があってその後研究室に立ち寄ってふと思ったんですよ。

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